寺の古い門を取り壊し、新築する大工工事に参加させていただきました。(一部古材を利用)
木はケヤキで、軒は「捻子軒」。住居であれば基礎を掘って柱を立ち上げますが、門は石の上に木を置いているだけなので、バランスが大変重要です。彫り物を施すのも宮大工の仕事。伝統の技にはいろいろな決まり事があり、簡単に考えていた部分が思ったよりも難しいという場面もありました。
3名ほどで約10ヶ月かけて完成しました。華美にするのではなく、昔ながらの基本のやり方に忠実に、シンプルにおさまりよく仕上げたと喜んでいただきました。